こんちは。
Twitterやインスタで散々アピってたんで今更ですが、入院してました。
昨日退院して今はブログ書ける程度には元気です。
伝染性単核球症という病気にかかりまして、39度超えの熱と洒落にならない喉の痛みで地獄を見ました。
病気の罹り始めから退院までを時系列順に書いてみようかなと思います。
あ、どれくらいの痛みかというと、唾液さえ飲み込むのを躊躇うくらいです。高熱が続いてたので何とか水分だけは摂らなくては…と思ってペットボトルの水に口をつけるじゃないですか。で、めっちゃ飲んだわぁと思ったらほんの少ししか飲めてないんですよ。スタンド攻撃を受けているのかと思いましたワァ…
ちなみにこの伝染性単核球症、通称キス病と呼ばれているらしく、呼び名の通りキスや回し飲みといった唾液を通じての感染が主な感染経路らしいです。非常に恥ずかしい。
でも誓ってそんな心当たりないんです。信じてください。
- 病、襲来 -
6月2日から入院してたんですけど、兆候っぽいのはその2週間前から出てたんですよね。
熱こそ測ってなかったですけど、倦怠感が凄くて仕事中も営業車の中で横になってました。ちなみにサボりではなく、普段取れていないお昼休みの補填です。ほんとですよ?
で、5月27日の木曜日、あまりにも体調が悪いので仕事帰りに体温計を買って帰り初めて熱があったことに気が付いたんです。
翌日の金曜日も熱が引かないのでそのまま休んで、近くの小さい診療所に行ったら喉に白苔(はくたい)がたくさん付着していると言われ抗生物質を貰ったんです。
『喉 白苔』で調べると当時のぼくの喉の状態と全く同じ写真が出てくるので、ガッツのある人は見てみてください。
この時点で既に38度くらいはあったと記憶してますが、医師から「これから高熱続いてかなりしんどくなると思います」みたいなことを言われてました。
実際その通りになりまして、抗生物質飲んでるのに朝から晩まで39度超えで喉は激痛。独りでベットの上でずっと横たわってました。
暑いので冷房かけっぱなしだったんですけど、寒気を感じたかと思いきや突然全身から汗が出たりして身体がマジに狂ってると分かって怖かったですね。
この状態が土日月火と4日間続きます。この4日間が一番キツかったです。
- せめて、一旦帰らせて -
火曜日に抗生物質が無くなったものの、一切回復しないのでもう一度フラフラの状態で徒歩15分かけて診療所に行くと案の定酷くなっていると。いやお前何のために薬出しとってんと。
脱水症状が出てたので点滴をぶち込まれ、翌日紹介状を書くから専門医か大きい病院に行ってくれと言われたんですね。
そうして迎えた水曜日、市の病院にタクシーで行きまして、当然受付は時間かかるし、39度超えてたのでコロナの確認のため待機させられたり、体感で1時間くらい放置されてた気がします。この「待ち」の時間が結構キツくて、だんだん座ってもいられなくなってたらベッドに乗せられ点滴をぶち込まれまた放置。
2時間くらい経ってようやく耳鼻科の診察を受けられたと思ったら、その場で「かなり危ない状態なので入院してください」と言われた訳です。
ぼくはてっきりちゃんと効く薬を貰って帰れると思ってたので、無論入院の用意なんてしていないし、えぇ…?ですよ。ていうか、瀕死になってるのは放置されてたからなんだが…、とか、熱でぼーっとしてたくせに心で悪態をつく瞬発力だけは残ってました。
流石に着替えとスマホの充電器は必要だと訴えて、「途中で倒れられても責任取れないので…」とか言われたのを全部無視して無理やりタクシーで一旦帰って最低限の用意だけして入院生活が始まりました。
- 静止した病棟の中で -
幸運なことに、これまで大病に罹ったことがなく、入院なんて無縁の人生でしたが、24歳にして初めて入院生活を体験することになりました。
案内されたのは4人部屋の病室。カーテンの仕切りで区切っただけの空間に、いつまでとも知らされず放り込まれたのですが、最初は少しワクワクさえしていました。
しかしそんな浮ついた心は、ものの一晩で砕け散るのでした。
初日の夕飯として出された初の病院食、コレでした。
いや、ウケましたね。
給仕の人が「お食事お持ちしました~」つって持って来たのがコレですよ
まさか味噌汁、ゆず湯、茶、オレンジジュースの4汁構成で来るとは思わんでしょ。
ドラクエで言うたらパーティー全員盗賊みたいなもんですよ。戦闘で役に立たないよ。
マジレス、喉の痛みもあって仕方なかったんですが、コレに突っ込まないのは失礼だと感じ、もうガッシガシにネタとして使わせていただいております。
まあここまで読んでる読者というかファンというか暇人というかぼくが感謝すべき皆さんなら察していると思いますが、ここから入院生活の愚痴になります。
当たり前なんですけど健康な人間が居ない。
色々ありましたがコレ… 精神にキます。
入院はもうしたくないなと思う理由ぶっちぎりの一位です。
それもまあ老人ばっかりです。ぼくみたいに点滴ぶっ挿してるだけならまだしも、補助器具ないとまともに歩けないとか、食事の際に死ぬほど音立てるとか、会話成り立ってないとか、排せつ行為を病室で済ませざるを得ないとか、夜中に点滴のエラー音を奏でるプロとか、四六時中そんな人間に囲まれているとSAN値がガンガン削られます。
下の世話までしてもらっておいて何かちょっとしたミスがあるとネチネチと文句言ってたり、そのくせ些細な事でナースコールぶち鳴らしたり、夜中に「自宅に帰りたい。こんなとこ居たくない」と駄々をこねたり、もうストレスマッハでした。
いやぼくもね、こんなとこで愚痴ってますし、病院に対して思うところはありましたけど、口にするなよって話ですよ。しかも疲弊している+気遣ってくれてる看護師相手に言うかね。
基本みんな元気ないので、静かなんですけど、故にこういうのが際立つんですよね。
そりゃお前らみたいのをぶっ通しで相手してたらミスも起きるわって話ですよ。
昨今の状況下ではことさらそうですが、看護師さんへのリスペクトが止まらない。
他にはまあシャワーの時間が30分しかないとか、やる事なさ過ぎてゲームしてたらカルテに「ゲームをしている」と書かれてたりとか、病院食は果たしてどうやったらそこまで食物から「味」を奪えるのかとか、差し入れは有難いけど量がバカ過ぎて大体腐って捨てたとか、この辺はまあ退院したらどうでもいいですわ。
- 健康の価値は -
そんなこんなで約8日間の入院生活ならびに修行を耐え抜き、晴れて10日木曜日に退院する運びとなりました。
てか、最初主治医から10日には退院できますよとか言ってたくせにいざ10日になると最短で明日とか土日挟んでも良いけど…とか言い出してたまったもんじゃありませんよ全く。
とはいえ、病気の影響で肝臓と脾臓が腫れてたり機能が低下しているらしく、これから約2週間は自宅療養の身です。入院してた間はもう喉が少し痛い程度なんともないと思ってたんですが、確かに少し歩くと脾臓の位置に鈍痛を感じます。
2週間後の血液検査で数値が基準値に戻ってたら、非常に残念ですが仕事にも復帰しなくてはならないです。ぼくとしては何としても粘りたいが…果たして。
これまたどうでもいいんですけど、夜中とか映画をずっと観てましたら『ジョン・ウィック』に大ハマりしましてね。皆さんも是非観てください。めちゃくちゃかっこいい映画ですよ。
この鬼の強さ。キアヌ様激渋です。
長くなっちゃいました、ここまで読んだからには『ジョン・ウィック』、この土日で必ず観てくれよな!